白内障手術・多焦点眼内レンズ

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白内障手術・多焦点眼内レンズ

痛みを感じさせない試み

白内障手術は、眼球だけの局所麻酔で行います。針を刺す際に、痛みの伴う注射の麻酔は使用せず、効果の高い点眼薬で手術を行います。患者さまによってはそれでも不安や痛みを感じやすい場合もあるため、その場合に応じて、前房内麻酔やテノン嚢下麻酔といったより強めの麻酔を併用します。


白内障

白内障は水晶体が混濁した状態です。
人の眼をカメラにたとえますと、レンズに当たるのが水晶体です。
白内障になると、光がよく通らなくなったり、乱反射したりして、視力が低下します。
水晶体が濁る原因はさまざまですが、最も多いのは加齢とともに増加する加齢性白内障です。そのほか眼の外傷、糖尿病、アトピー性皮膚炎、薬剤(ステロイド)、などが原因で白内障が起きる場合もあります。また生下時より見られる場合もあります。
治療は、初期であれば進行を遅らせる点眼薬で様子を見ることもありますが、日常生活に支障がでてくるようになれば手術を行います。具体的には混濁した水晶体を除去し,代わりに眼内レンズを挿入します。
当院では白内障手術装置を備え、日帰り白内障手術を行っています。

白内障の眼のようす
白内障の原因
白内障の症状

白内障手術 手術当日の流れ

手術当日までに

白内障手術は予約で行っております。是非、中村眼科へお問い合わせください。

術前検査、手術説明が終わりますと、手術の3日前から眼周囲の減菌化を目的として抗生剤の点眼をして頂きます。手術をする方の眼に14回点眼して頂きます。また、手術当日に手術準備用の点眼をお願いしています。

 

手術当日

手術当日の来院時間は手術説明時にお伝えしています。当院では手術患者様全員、手術当日も執刀医が診察し、眼の状態と全身状態を確認いたします。その後は、順番に手術を行っていただきますが、患者様の病状に応じて順番を決めさせて頂いて居ます。

 

手術

手術はおおよそ10分で終了します。ヘッドキャップ、手術用ガウン、スリッパを着用し、バリアフリーの手術室へご移動頂きます。当院では術前の消毒に加え、手術終了後も消毒の時間を設けています。

 

術後のご説明

スタッフより術後の生活制限や内服薬の説明を行います。また、中村眼科手術時緊急用携帯電話番号もお渡しします。落ち着くまでご家族様と院内でお休み頂いてからご帰宅ください。

 

ご帰宅後

当日はお風呂に入らないでください。1晩、眼帯をして頂き、点眼薬は不要です。お食事の制限は特にありません。

当日の夜も安心して過ごして頂くために、当院から夕方に病状確認のお電話を致します。ご不安なことがありましたら、是非ご相談ください。

多焦点眼内レンズ

多焦点眼内レンズとは 

一般的な白内障手術は、単焦点の眼内レンズを用いて行われます。術前の屈折から患者さまと相談し、遠方重視、もしくは近方に合わせます。もともと、白内障のある方は老眼鏡等の眼鏡をお使いの方が多いため、より見えるようになり、同様の生活となります。

 

ですが、この眼鏡の使用頻度を減らせるのが多焦点の眼内レンズです。

多焦点眼内レンズは遠近両用の眼鏡やコンタクトレンズと同様の理屈で、作成されています。そのため、これを用いた白内障手術を受けることで、遠近や遠中に焦点を合わせる手術が可能となります。眼内レンズそのものは60年以上、多焦点眼内レンズにも20年以上の歴史があります。

 

多焦点眼内レンズの長所はメガネなしで、遠方も近方も見える範囲が広がることです。ただ、レンズの構造が複雑なため、単焦点レンズに比べて、夜間のライトがにじんで見える(ハロ・グレア現象)、やや見え方が不鮮明に見える(コントラスト感度の低下)が起こります。3~6カ月すると、気になら無くなる方がほとんどですが、どうしてもその残存が気になる方もいらっしゃいます。

多焦点眼内レンズ
 
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