近視
近視は屈折異常の一つで、遠方から入ってきた光が網膜よりも手前で像を結び、モノがぼやけて見える状態です。
近視は、
①眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が正常よりも長すぎるか、
②角膜、水晶体の光の屈折力が強すぎる
ことで起こります。
大部分の近視は①の眼軸長が長すぎることによります。
眼球の大きさは成長とともに大きくなっていきますから、眼軸長も伸びていきます。赤ちゃんの眼軸長は短く、たいていは遠視の状態ですが、角膜、水晶体の屈折力が強いのでそれほどひどくはありません。成長に伴い、眼軸は伸び、角膜水晶体の屈折力が弱まり、バランスが調整されていきます。
しかし、環境や遺伝など、これらのバランスが崩れると近視になると考えられます。また、遺伝的な要因もあり親が近視の場合は子供が近視になる可能性はそうでない場合に比べ高くなります。
現在のところ、近視を治す治療は、手術しかありません。
日常生活では、読書や勉強などの近方作業は明るい場所で、正しい姿勢で目を離して行うようにしましょう。
ポータブルゲーム機も近視を進行させる可能性がありますので、長時間の使用は避けましょう。
少なくとも1時間に1度は休憩して目を休めましょう。
屋外で遊ぶ、など、太陽光を浴びて活動することは近視の進行特性効果があると報告されています。
当院では視力の検診、点眼治療、必要時には眼鏡の処方など、行っています。ご相談ください。
近視進行抑制治療
低濃度アトロピン点眼薬(リジュセア 低濃度アトロピン0.025%)による近視進行抑制治療1.治療の目的及び内容
本治療は、低濃度アトロピン点眼液を点眼することで、小児の近視進行を抑制することを目的とするものです。低濃度アトロピン点眼液発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。
本治療は、近視の進行を抑えることを目的としていますが、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。
したがいまして、本治療を行った場合でも、近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。
2.治療法および治療に要する費用、期間・頻度
リジュセア®ミニ点眼液0.025%による治療は令和8年6月より厚生労働省が定める選定療養となりました。選定療養とは、患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額自己負担となります。
当院では選定療養の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
近視抑制点眼剤
リジュセア®ミニ点眼液0.025%(30日分/箱) 4,380円
(1)治療に用いる薬剤:低濃度アトロピン点眼液(リジュセア 0.025%アトロピン点眼液)
通常、1回1滴を1日1回就寝前に点眼します。
(2)治療スケジュール・費用
検査後、適応と判断されれば治療開始となります。副作用等がなく、治療継続に問題なければ、定期的に効果をモニタリングします。
治療回数は3回、治療期間は4か月であることが通常です。なお、3回目の治療以降は3ヶ月毎の定期的検査、15~18歳くらいまでは治療を継続することが望ましいです。
| 治療スケジュール |
費用(税込) |
| 初回 |
診察・検査費用(保険診療)+点眼薬費用 (4,380円/1箱 1ヶ月分)
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| 2回目(初回から1か月後) |
診察・検査費用(保険診療)+点眼薬費用(4,380円/箱 :3ヶ月分 13,140円)
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| 3回目(初回から4か月後) |
診察・検査費用(保険診療)+点眼薬費用(4,380円/箱:3ヶ月分 13,140円)
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3.主な副作用・危険性
主な副作用として、羞明(まぶしく感じる)、霧視(かすんで見える)があります。
他に、視力障害、頭痛 、眼瞼湿疹が起こることが報告されています。
また、治療を途中で中止すると、近視が急激に進行する可能性があります。
これらの症状、その他にも何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご相談ください。
4.上記を参照後、ご希望がございましたら直接ご来院ください。
電話での対応・来院予約は行っておりません
中村眼科